
「乳歯がまだ抜けていないのに、内側や外側から新しい歯が見えてきた……」とお悩みの保護者の方へ。
乳歯がまだ残っているのに、その内側や外側から永久歯が見えてくると、「歯並びが悪くなるのでは」と心配になるかもしれません。
永久歯が見えたら、乳歯の状態、永久歯の向き、あごの中のスペースを歯科医院で確認することが大切です。抜歯や矯正が必要かどうかは、お子さまのお口の状態によって異なります。
■ブログ監修:本内歯科クリニック 本内院長

■ 目次
結論 永久歯が見えたら歯科で確認を
乳歯が抜けないうちに永久歯が生えることはあります。乳歯が十分にグラグラしていて自然に抜けるのを待てる場合もありますが、乳歯の根の吸収が進まずに残っている場合や、永久歯が生える向き・位置を確認したほうがよい場合もあります。
日本小児歯科学会は、永久歯が生えているのに乳歯が抜けていない場合、早めの抜歯によって歯並びの不正を防げることがあるため、早めにかかりつけ歯科医院を受診するよう案内しています。実際に抜歯するかは、診査のうえで歯科医師が判断します。
乳歯から永久歯へ生え変わる仕組み
一般に、永久歯が育って生えてくる過程で、その上にある乳歯の根は少しずつ吸収されます。乳歯は根が短くなることでグラグラし、自然に抜け、永久歯が生えるための道ができます。
ただし、生え変わる時期や順番には個人差があります。歯が少し見えたからといって、すべてが緊急というわけではありません。一方で、乳歯がほとんど動かない、永久歯が内側・外側からはっきり見える、痛みや腫れがあるときは、状態を確認しましょう。
乳歯が残ったまま永久歯が生える主な理由
乳歯の根の吸収が十分に進まないと、乳歯が残ったまま永久歯が別の位置から見えてくることがあります。乳歯のむし歯や過去の治療、永久歯の生える向き、歯の大きさとあごのスペースの関係など、確認したい点は複数あります。
ご家庭で見ただけでは原因を決められません。必要に応じてレントゲン写真などで、乳歯の根、永久歯の位置や数、あごの中のスペースを確認します。
永久歯が内側・外側から生えたときにすること
ご家庭でお子さまのお口の中に変化が見られた場合、以下の対応の目安を参考にしてください。
| ご家庭で気づいた状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 乳歯がグラグラしており、永久歯が少し見える | 自然な生え変わりの途中であることもあります。自己判断せず、次の健診時期を待てるか歯科医院へ相談しましょう。 |
| 乳歯がほとんど動かず、永久歯が内側・外側から見える | 早めに歯科医院で確認を。乳歯の根の状態や永久歯の向きを診査します。 |
| 痛み、腫れ、出血、食べにくさがある | 早めの受診が目安です。むし歯や歯ぐきの状態も確認します。 |
| 歯並びが急に大きくずれて見える・同じ場所に歯が重なる | 生える位置やスペースを確認します。必要な対応は一律ではありません。 |
【注意】ご家庭で無理に抜かないでください
乳歯を糸で抜く、強く揺らす、永久歯を指で押すといったことは避けましょう。歯や歯ぐきを傷つけるおそれがあり、抜く時期や方法は歯科医師が判断します。
抜歯や矯正は必要?
乳歯の根が吸収されずに残っている場合、乳歯を抜くことで永久歯が生える位置を整えやすくなることがあります。一方で、乳歯の動きや永久歯の位置を見ながら経過をみる場合もあります。
矯正治療が必要かどうかも、永久歯が生えた直後だけでは決めません。歯の位置、あごの成長、歯列のスペース、かみ合わせなどを継続して確認し、必要な時期に相談します。「永久歯が内側から生えたら必ず矯正」とは限りません。
食事だけ運動だけと、原因を決めつけない
はいはいの時間が短いことや、運動量、やらわかい食事もあごの成長や歯並びに影響しますが、一概に断定はできないため、まずは状況を確認しながら診療を進めていきます。
毎日の食事や体の発達で気になる点がある場合は、歯科だけでなく小児科などにも相談してください。お子さまを責めたり、特定の習慣だけを急に変えたりするより、今のお口の状態を確認して次の対応を考えることが大切です。
子どもの歯科健診で確認できること
定期的な歯科健診では、乳歯のむし歯やぐらつきだけでなく、永久歯が生える時期・位置、歯列のスペース、かみ合わせなどを確認できます。症状がないうちから経過をみることで、変化があったときに相談しやすくなります。
お子さまの定期的な確認や磨き方の相談は、当院の予防歯科・ブラッシング指導をご覧ください。
また、江東区で実施されている公的健診についてもご案内しております。
よくある質問
Q. 乳歯が抜けないのに永久歯が生えたら、必ず乳歯を抜きますか?
A. 必ずではありません。乳歯のぐらつき、根の吸収、永久歯の位置などを確認し、歯科医師が経過観察か抜歯かを判断します。
Q. 永久歯が内側から生えたら歯並びは悪くなりますか?
A. 将来の歯並びは、お子さまの成長や歯の位置などによって異なります。早めに確認することで、必要に応じた対応を検討できます。
Q. 家で乳歯を抜いてもよいですか?
A. 乳歯の状態により対応は異なります。無理に抜かず、まずは歯科医院へ相談してください。
亀戸でお子さまの生え変わりを相談したい方へ
乳歯が残ったまま永久歯が見えたときは、慌てずにお口の状態を確認することが第一歩です。お口の状態や現在の歯の生え変わりの状況は、お一人おひとり異なります。亀戸・江東区周辺で、お子さまの歯の生え変わりや歯並びが気になる方は、本内歯科クリニックへご相談ください。乳歯・永久歯・あごの状態を確認し、今後の見通しを一緒に考えます。
お子さまの歯の生え変わり、ひとりで悩まずご相談ください
亀戸・江東区周辺で、診査のうえで今後の選択肢を相談したい方は、本内歯科クリニックへご相談ください。
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(診療時間:10:00-12:30 / 14:00-19:00)
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アクセス:亀戸クロックより徒歩7分 / JR「亀戸駅」より徒歩10分(都営バス「亀戸七丁目」停留所徒歩3分)
※本記事は一般的な情報です。お子さまのお口の状態や症状の診断に代わるものではありません。気になる症状がある場合は、歯科医師にご相談ください。
【参考・出典】
・日本小児歯科学会 小学生低学年
・日本小児歯科学会 3歳ごろから就学前まで
・厚生労働省 歯科保健指導マニュアル





