
安易に歯を削る前に知ってほしい、顎の痛みと筋肉の凝りの関係性
「口を開けようとすると、あごがカクカク鳴って痛い」
「亀戸周辺で顎関節症をしっかり診てくれる歯医者を探している」
「あごの痛みを治療したいけれど、平日は仕事や育児で何度も通う時間がない……」
こんにちは。亀戸の本内歯科クリニック院長の本内一己です。
最近、地域の皆様から「顎(あご)が痛い」「噛むと違和感がある」というご相談を非常に多くいただくようになりました。亀戸周辺は最近、新しい商業施設(亀戸クロックなど)を中心にファミリー層がグッと増えている一方で、総武線などで都心へ通勤されるお忙しい会社員の方もとても多い街です。日々の仕事や育児のストレス、長時間のデスクワークなどで、実は「顎のトラブル」を限界まで抱え込んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、現役歯科医師の視点から、顎関節症や顎の痛みに関して患者様からよくいただく質問・検索キーワードを網羅し、亀戸の皆様のライフスタイルに寄り添ったQ&A集としてまとめました。大切な歯を安易に削ってしまう前に、ぜひ参考にしてください。
■ブログ監修:本内歯科クリニック 本内院長
亀戸・お口のプロが答える「顎関節症・顎の痛み」のQ&A集
Q1. 顎が痛いとき、何科を受診すべきですか?整形外科ですか?歯医者ですか?
A. まずは「歯科医院(歯医者)」を受診することをおすすめします。
顎関節症は、噛み合わせ the バランスや、夜間の歯ぎしり・食いしばり、お口周りの筋肉の使い方が複雑に絡み合って起こる病気です。整形外科でもシップなどの消炎鎮痛処置は受けられますが、お口の中の構造や歯の当たり方、マウスピースを用いた専門的な治療を行えるのは歯科医院だけです。「あごがおかしいな」と感じたら、まずは歯科の受診を検討してください。
Q2. 歯科医院で行う「顎関節症の具体的な治療内容」を教えてください。
A. 当院では、いきなり歯を削るようなことはせず、身体に優しいステップから進めます。
一般的なマニュアルではすぐに噛み合わせを削って調整することもありますが、当院では基本的に噛み合わせはいじりません。治療の基本は、過緊張を起こしている顎や首・肩の「筋肉のストレッチ指導」から行い、2週間から1ヶ月ほど優しく様子を見ます。
これに合わせて、夜間の負担を軽減する「オーダーメイドのマウスピース治療」や、デスクワーク時の姿勢改善などのカウンセリングを行います。どうしても必要な場合(他院で入れた被せ物が高すぎるなど)を除き、安易に削ることはいたしません。
Q3. 「噛み合わせの調整」で歯を削ると治ると聞いたのですが、削ったほうが早く治りますか?
A. 削る治療には非常に慎重になるべきだと考えています。
削った直後は「当たりの圧迫感が減って良くなった気がする」と感じることもありますが、後々になって全体のバランスが崩れ、「どこで噛めばいいか分からない」「以前より噛みづらくなった」と悩まれるケースが少なくありません。歯は一度削ってしまったら、二度と再生はしません。長年の臨床経験と勘からも、どうしても必要な例外を除いて、私は安易に歯を削る調整は行いません。
Q4. 顎関節症のマウスピース(スプリント)治療は保険適用になりますか?費用はどれくらい?
A. はい、一連の検査や顎関節症治療目的のマウスピース製作は「保険適用」となります。
保険適用の3割負担の場合、初診料や型取り、マウスピース本体の製作費用を含めて、総額で概ね5,000円〜6,000円前後が目安となります(※お口の中の状況やレントゲン撮影の有無によって多少前後します)。「高額な自費治療を勧められるのでは……」と不安な方も、まずは保険診療の範囲内でしっかりとした高精度な装置をお作りできますのでご安心ください。
Q5. 亀戸に最近引っ越してきた子育て世代です。小さな子ども連れでも顎関節症の相談に行けますか?
A. もちろん大歓迎です!新しく亀戸に住まわれたファミリー層の皆様にも多くご利用いただいております。
子育て真っ盛りの時期は、抱っこによる姿勢の歪みや、夜泣き・育児のストレスから、無意識のうちに激しい「食いしばり」を起こし、顎の痛みやだるさを発症する親御様が本当に多いです。当院はアットホームな地域密着の歯科医院で、院内にはキッズスペースもご用意しています。スタッフも皆子どもに慣れておりますので、「子どもが泣いて周りに迷惑をかけたらどうしよう……」という心配は一切不要です。どうぞ肩の力を抜いて、お子様と一緒に安心してお越しください。
Q6. 顎関節症の治療(マウスピースの調整など)は、どれくらいの頻度・期間で通う必要がありますか?
A. 基本的には2週間〜1ヶ月に1回程度、お仕事や育児に無理のないペースで経過を診ていきます。
「歯医者は毎週通わされるから大変」というイメージがあるかもしれませんが、当院の顎関節症治療(筋肉のストレッチ指導やマウスピース療法)は、ご自宅でのセルフケアが主軸となります。そのため、初期の段階でお口に合うオーダーメイドのマウスピースをしっかり作製した後は、筋肉のほぐれ具合や噛み合わせのバランスをチェックするために月に1回程度来院していただくだけで十分です。これなら、スケジュールが過密な働く世代や子育て世代の方でも、負担なく治療を継続していただけます。
Q7. 顎の痛みを放置するとどうなりますか?最悪の場合、手術が必要になるのでしょうか?
A. 放置すると症状が進行し、突然「口が指1本分も開かなくなる(クローズド・ロック状態)」ことがあります。
食事がまともに摂れなくなったり、お口を開けるたびに激痛が走るなど、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。ただし、「放置したら手術になるのでは……」と過度に怖がる必要はありません。顎関節症で手術(外科手術)が必要になるケースは全体の数パーセント程度とごく稀です。初期段階であれば、歯を削ることなく、筋肉の凝りをほぐする治療やマウスピース治療で十分に回復を目指せます。
Q8. 子供(小学生・中学生)でも顎関節症になりますか?あごが痛いと言うのですが…
A. はい、最近はお子様や10代の学生さんでも顎の痛みを訴えるケースが増えています。
主な原因としては、長時間のスマホやゲームによる「猫背・ストレートネックの姿勢」、受験勉強やスポーツ時の「無意識の食いしばり」、柔らかいものばかりを食べる食習慣による「顎の未発達」などが挙げられます。成長期の大切な時期だからこそ、大人のように無理に歯を削るような調整は絶対にNGです。当院では、お子様の成長に合わせた優しいストレッチ指導や生活習慣のアドバイスを行っています。
Q9. 顎が痛いのですが、忙しくてすぐに受診できません。今日から自宅やオフィスでできる対策はありますか?
A. まず一番大切なのは、日中、無意識に「上下の歯を接触させていないか」を意識することです。
人間は、リラックスしている時は上下の歯の間にわずかな隙間があります。パソコン作業や家事に集中しているとき、無意識に歯をギューッと噛み締めたり、カチカチと触れ合わせたりしていませんか?(これをTCH:歯列接触癖といいます)。これが顎の筋肉をカチカチに疲れさせる最大の原因です。「歯を離す」と書いた付箋をデスクやキッチンに貼っておき、気づいた瞬間にあごの力を抜いて息をふーっと吐くだけでも、顎や首・肩の凝りは大幅に軽減されます。まずはこれを意識しつつ、お時間ができた際には我慢せず当院を頼ってくださいね。
まとめ:亀戸で「大切な歯を削らない」優しい顎関節症治療をお探しなら
「顎関節症は治らない」「痛いけれど歯を削られるのが怖くて我慢している」
そんな風に悩まれている方にこそ、知っていただきたいお話です。顎の痛みやだるさの多くは、大がかりな治療をしなくても、生活習慣の中にある原因を見つけ出し、筋肉の過緊張を優しくストレッチでほぐしてあげることで、驚くほど健やかに改善へと向かっていきます。
お口は、体の中に栄養を取り入れる一番大切な入り口です。顎が痛くてしっかり噛めないと、美味しい食事を笑顔で楽しめないだけでなく、食べ物を丸飲みして胃腸に大きな負担をかけてしまいます。あなたの大切な体を内側から健康に保つためにも、顎の違和感は放置せず、どうぞ優しくケアしてあげてください。
本内歯科クリニックは、亀戸の地で地域の皆様が10年後も20年後も笑顔で美味しい食卓を囲めるよう、親身になってサポートいたします。「最近、朝起きるとあごが重だるいな」「片方ばかりで噛んでいるな」と少しでも感じたら、どうぞ我慢せずにお気軽にご相談くださいね。
【本内歯科クリニックのご案内】
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